ご挨拶

大会長挨拶

第30回東京都臨床工学会 大会長　永田　吾一 東海大学医学部付属病院診療技術部臨床工学技術科

　会員の皆さま、並びに企業さまにおかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。第30回東京都臨床工学会を2023年6月25日に、大田区産業プラザPioにて開催させていただきます。この度大会長を仰せつかったことは大変光栄なことであり、学術大会実行部会一同誠心誠意準備を進めているところでございます。

　東京都臨床工学技士会は、34年前に臨床工学技士法が施行されて間もなくした1990年10月28日に任意団体として発足されました。我々は、臨床工学技士の職業倫理を高揚させ、技士相互の連帯交流を深めるとともに学術技能の研鑽および資質の向上に務め、東京都民の福祉、医療の普及発展に寄与することを目的として日々努めてまいりました。第30回という節目の大会として本テーマを、「30th　Anniversary　いのちのエンジニアTOKYO　～臨床工学技士への誇り～」と、いたしました。設立当初より築き上げてくださった諸先輩方の誇り、次世代に繋げるために日々ご尽力くださっている皆さまの誇り、そんな臨床工学技士への誇りを語りつくせる場を提供したく存じます。

　近年、医師の働き方改革に伴うタスクシフト / シェア推進に関して、2021年10月の医療法改正に伴い新たに6つの業務が認められ、臨床工学技士に対する社会的ニーズは一層高まり、我々はその期待に応えるためより高度な専門性の習得を求められております。第30回東京都臨床工学会では、経験と知識が豊富な学術委員会のメンバーを中心に、多岐にわたる専門分野ごとに先端医療と教育のプログラムのバランスを重視した講演会や討論会を企画しております。会員さまにおかれましても、日々の臨床・研究のご成果を発表いただき活発な議論・懇親が行えるようなプログラムを計画しております。また、Ｙ・ボード部会や災害対策委員会、医工連携部会や福利厚生部会など様々な委員会・部会が一丸となって学会活動に取り組んでおります。

　そして、本学会の目玉でもある1600㎡もの大規模な企業展示場や、最先端の医療機器を体験できる体験型ブースも数多く設けております。感染症の状況も鑑み、皆さまが安全・安心して参加できるよう万全な感染症対策を講じてまいりますので、是非実際に見れる・触れる・感じれる、そんなバリエーションに富んだ本学会にご参加いただければ幸甚に存じます。

　開催場所の大田区は田園調布などの高級住宅都市であると同時に、作家：池井戸潤作「下町ロケット」の舞台でもあり、町工場が集積する日本を代表する「中小企業の街」でもあります。一流のエンジニアが集うこの町で本学会を開催できることに気が引き締まる思いです。

　参加される皆さまにとりまして有意義な、そして第30回にふさわしい実りのある大会にすべく、最大限努めてまいります。皆様のご参加をスタッフ一同心よりお待ちし申し上げております。

会長挨拶

一般社団法人東京都臨床工学技士会 代表理事（会長）　岡本　裕美 東邦大学医療センター大橋病院臨床工学部

謹啓

　会員の皆さまにおかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。また、日頃より一般社団法人東京都臨床工学技士会の活動と運営に、ご理解とご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

　この度、「第30回東京都臨床工学会」を令和5年6月25日（日）に大田区産業プラザPioを会場として開催させていただくことになり、永田大会長・学術大会実行部会を中心に鋭意準備に取り組んでおります。東京都臨床工学技士会は、1990年10月28日に任意団体として発足し32年の月日が流れ、学術大会としても「第30回」という節目を迎えます。

　時代が移り変わる中で、私たち臨床工学技士を取り巻く環境も日々変化してきました。現在の新型コロナウイルス感染症拡大に限らず、過去にも私たち臨床工学技士は多くの課題に直面してきましたが、適宜解決することで現在の医療体制を構築して参りました。この背景には、先人たちの多大なるご苦労と努力によって成し得たことだと思います。学術大会の運営に関しても、先人たちが知恵を出し合い苦労を積み重ねてこられたことで30回目を迎えられることを忘れてはならないと思います。

　今回は、「30th Anniversary いのちのエンジニア TOKYO ～臨床工学技士への誇り～」というタイトルを掲げました。先人たちから渡していただいたバトンを私たちが誇りを持って未来へ渡せるように、どのような内容にするのか考えながら本大会の開催および運営を進めていかなければならないと思います。また、節目である本大会を通して臨床工学技士の輝ける未来について考える機会にできればと思っておりますので、引継ぎご理解とご支援のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。

　未筆となりましたが、皆さまのご健康と更なるご活躍を心よりお祈りいたし私のご挨拶とさせていただきます。

謹白